【くすぐり小説】からかい上手の高木さん②~友達とのくすぐり特訓~

【高木さん、くすぐり勝負敗戦後】くすぐりに強くなろう!!

西片とのくすぐり勝負を終えた後、昼休み終了のチャイムが鳴ったため、2人で慌てて教室へ戻る。

授業が始まるも、明日もくすぐり勝負があると思うと、全然授業の内容が頭に入ってこない。

明日、どうしよう・・・

西片に勝負で負けるのも嫌だし、何よりくすぐったすぎて、毎日くすぐり勝負をするのはイヤ・・・

明日で何とかこの負の連鎖を断ち切りたい。

くすぐりに強くなろう。ならないと・・・

どうすれば・・・と考えながら授業を受けていると、いつの間にか最後の授業も終わり、帰りのHRが始まっていた。

とりあえず帰って自分で特訓するしかないかな。

今日西片と一緒に帰るのはなんだか気まずいから、1人で帰ろう。

先生からHR終了の合図がされて、すぐに席をたつ。

「西片、今日は先に帰るね。バイバイ!」

不自然に思われたかもしれないけど、今日は帰って明日の作戦を考えよう。

1人でスタスタと教室を出て、下駄箱で靴を履き替えていると、後ろから声をかけれれる。

「あれ、高木ちゃん、今日は西片くんと帰らないんだ?」

声をかけてきたのは、クラスメイトのミナちゃん・ユカリちゃん・サナエちゃんだった。

「あ、うん。今日はちょっとね」

「そうなんだぁー。じゃあ一緒に帰ろうよーーー」

返事はまだしてないけど、ミナちゃんはノリノリで私の手をとり、4人で一緒に帰ることに。

「高木ちゃん、今日はなんで1人で帰ってるのー?西片くんと喧嘩でもしたの?」

ミナちゃんは遠慮なくズカズカと質問してくる。

これがミナちゃんの良いところで好きなんだけどね。

「いや、そーゆうわけじゃないよ!」

「そうだよね!昼休みもいつも通り仲良さそうだったしねーー」

「え・・・?」

「屋上まえのところで遊んでたでしょ?」

「ちょっとミナ、それ言わない方がいいって言ったでしょ」

ユカリちゃんがそう言いながらミナちゃんの肩を軽く叩く。

「見られちゃってたかぁ。恥ずかしいとこ見られちゃったなー。ハハ」

「えいっ!」

ミナちゃんが急に私の脇腹を突いてくる。

「キャッ」

不意な突っつきに驚いて声が出てしまった。

「アハハ!高木ちゃんこちょこちょ弱いんだねー!西片くんに笑わさせてたところ見ちゃったんだよぉー」

「うぅ、まさかそのシーンを見られてたなんて・・・」

「高木ちゃん、ごめんね、うちのミナが」

サナエちゃんが母親代わりのように謝ってくる。

「ううん、仕方ないよ!」

あんなところでくすぐりあってる私たちが確実に悪い自覚はある。

「けど、喧嘩したわけじゃないなら、西片くんとは何で一緒に帰らないの?」

ミナちゃんはやっぱり真っ直ぐ質問してくるなぁ。

「うーん。昼休みくすぐり勝負で負けて、明日もやることになっちゃって、明日のこと考えたらなんか気まずくなっちゃってさぁ」

「そっかぁ。けどくすぐり勝負楽しそうじゃーん」

「もうバレてるから言うけど、私めちゃめちゃ弱くてさぁ。明日も負けたらまた明後日もやることになりそうで・・・どうにか耐えられるようにしたいんだぁ」

「そーゆうことー。じゃあさ!これから特訓でもしない!?」

ミナちゃんが指をこちょこちょーと動かしながら誘ってくる。

「と、特訓!?」

「うん!ね?いいよね?サナエちゃん、ユカリちゃん!」

「うん、まぁいいけど」
「別にいいけどどうするの?」

2人ともどうやら特訓には賛成らしい。

「えー、そりゃ高木ちゃんをくすぐりまくるしかないでしょ!」

「え!無理無理!ほんと弱いから!」

「けど、そうでもしないと毎日されるんでしょ?今日頑張れば勝てるかもよ?」

「うぅ、まぁ確かに・・・」

珍しくミナちゃんが正論を言っている気がする。

「よーし、じゃあこれから特訓ダァーー!」

ミナちゃんはノリノリで拳を上に上げ、私は3人の後を着いていくことに。

学校の友達とくすぐり特訓!!

特訓をするということで、サナエちゃんの家にお邪魔しにきた。

「よーし、じゃあ早速3人でくすぐっていこうか!」

ミナちゃんが若干テンション低めの2人の手を取り私に迫ってくる。

後ずさりするも、ベッドに寄りかかる状態で床に座った状態で逃げ場もない。

「ちょっと待って!心の準備がまだ・・・」

「はーい、こちょこちょこちょー」

私の言葉は完全無視され、ミナちゃんが私の脇腹をくすぐってくる。

「まだ、ねぇ!!あははは!」

思わずミナちゃんの手を握って抵抗してしまった。

「ダメだよー。動いちゃー。2人とも、高木ちゃんの手抑えておいてーー」

すると2人は私の両側に座り、肩を組むような状態で手を抑えられてしまった。

「よーし、じゃあいくよーー。頑張ってー、高木ちゃん!」

ミナちゃんの手が再び脇腹をこちょこちょしてくる。

「あはははは!動けないの、きついーーーー!ああああ!ハハハハハ!」

「西片くんの勝負じゃ動いちゃダメなんでしょー?じゃあ耐えないとー!」

「わかってるけどーーーー!イヒヒヒ!も、もうギブ!」

「えー、まだ10秒くらいだよ?2人もくすぐったら?」

「うん、見てたら私もくすぐりたくなってきた」
「私も!」

ミナちゃんだけにされている状態でこのくすぐったさなのに、2人も参戦してくる。

2人は腋をそれぞれくすぐってくる。

「あーーーーーーーーーー!ムリーーーーーー!アーーーーーーーハハハハハハハハ!」

今までこんなくすぐったさ感じたことがない。

「くすぐっててこんなこと言うのなんだけど、これはやばそう」

サナエちゃんは冷静にそう言いつつもくすぐる手は止めてくれない。

「けど、このくすぐったさを体感すれば、明日は耐えられるんじゃない?」

ユカリちゃんもくすぐりながらそんなことを言う。

「確かにね。じゃあとりあえずこれ続けよっか。高木ちゃんのためにね。私たちが楽しいからってわけじゃないよ。うん」

ユカリちゃんは表情を崩すことなく、的確に腋のくすぐったいツボを突いてくる。

「これ以上はムリーーーーーーーー!アヒャハハハハハハハ!やメェぇぇぇぇてぇぇェェ!」

頭をブンブン振って懇願するも、3人は手を止めることなく、そのまま3分ほどくすぐられ続けた。

「はぁ、はぁ、これ、もう、無理・・・」

「すごいくすぐったそうだったねぇー」

ミナちゃんは他人事のようにそう言う。

「じゃあ、次どうする?」

「もうちょっとレベルアップさせる?」

「そだね。どうしよっか。こんなのはどう?」

3人はそんな恐ろしい会話をしつつ、ユカリちゃんが半袖ワイシャツの袖部分に手を入れ、腋を直接コチョコチョしてくる。

下着はいつもキャミソールなので、袖から手を入れられると腋を守るものが何もない。

「やっ!待って!それはぁ!アハハハ!」

ワイシャツ越しでくすぐられるより、断然くすぐったい。

「あ、なにそれ楽しそう!」

もう片方の腕を抑えていたサナエちゃんも、袖から手を入れて直接腋をくすぐってくる。

「えーーーーー、2人ともずるい!じゃーー、私はこうするしかないかなぁ」

ミナちゃんは、ワイシャツの裾から手を入れて、インナー越しで脇腹をくすぐってくる。

「ちょ、みんな、こんなんダメーーーー!ああああああああ!あははははははは!やーーーーーーー!」

笑いというより、悲鳴に近い声しか出ない。

「くすぐり弱くなくてもこれはヤバそうだね」

最初の提案者のユカリちゃんはまたも冷静に分析する。

「確かに。じゃあ、高木ちゃんも西片くんにこうすれば良いんじゃない?」

「ミナ、それniceアイディア!!」

3人は色々話しつつも、くすぐる手は止めてくれない。

「ねぇぇぇぇ!もーーーーーーーーーー!ははは!いーーーーーーやーーーーーーー!あはははは!」

「流石に一旦やめてあげようか」

サナエちゃんの鶴の一声でくすぐる手が止まる。

「は、はぁ、あぅ・・・」

もう、力が入らなくてぐったりした状態になる。

「高木ちゃん、これをやれば西片くんも耐えられないんじゃない?」

「そ、そうかも。私も耐えなきゃだけど、笑わせちゃえばいいんだもんね」

今まで耐えることばかり考えていて、よくよく考えたら責める方を全然考えていなかった。

「じゃあ、耐えられなそうなくすぐり方を考えていこうか。もちろんその実験体は高木ちゃんで」

ユカリちゃんはそんな恐ろしい提案をする。

「そうだね!次はどんなくすぐり方でいこうか!!」

「よし、どんどん作戦考えていこう!」

ミナちゃん・サナエちゃんもノリノリで賛成する。

「私がくすぐる側じゃダメ・・・?」

「高木ちゃんのくすぐり耐性も鍛えられるし、くすぐり方作戦も考えられるし一石二鳥だからダメ。あと、高木ちゃんの反応が面白いから」

もうくすぐったさがトラウマになりつつあるのでくすぐる側に回りたかったが、ユカリちゃんに即答で断られた。

「じゃ、次はこんなのはどう??」

まだまだくすぐり地獄は続く。



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